kutta

たまに

いい映画を観た後の昂り

 

すごく示唆的で、すごく間があるけど

ただの濃淡で、大小でもなく優劣でもない。


意思があればすべて話さなくても見せなくても、見えなくてもいい。

明言が無いことで、「そうでしかない」事をより思い知る

 

分かる範囲で生きるのは当たり前で

すべての線は並行して走っている


現時点の感覚にとても近い映画やった。

 


分かりにくいんじゃなく、

言わないことが好き。


人が思い付いた時点でリアリティはあるし

嘘もくそもない


数で計り続けるのは先が無いし

質だけが真実だと言うのも同じく先は無い


責任を持たないと責任を求められない

そこには大小ではなく濃淡がある

それのみ等しく持ち合わせている権利だと思う。

 


これは僕が大事にしているもので、あなたの大事にしているものではない


すべての線は並行して走っていて

僕らは一人一人圧倒的なんだと思う。

 

 

「NOSTALGIA」

1983  アンドレイ・タルコフスキー監督作。

 

一つの指針になるような、記念の映画になった。